スイフトの上級グレードがスイスポ?
それとも全く違う車種?
スイフトとスイフトスポーツの違いは何なのでしょうか?
興味はあるけどどっちを選んだほうがいいの?
装備から乗り心地まで見ていきたいとおもいます!
スイフトとスイフトスポーツの立ち位置の違い
スイフトとスイフトスポーツの寸法、エンジン、燃費の違い
スイフトスポーツだけの装備
スイフトスポーツは走りがさらに上という結論に
乗り心地の違いは?
スイフトとスイフトスポーツどっちを選ぶ?
スイフトとスイフトスポーツの立ち位置の違い
車に詳しい知人に聞いてみたところ
「スイフトスポーツはスイフトとはまた別の車種」
言っていました。
スズキの公式サイトでもスイフトとは別のページに分かれており
スイフトのグレードの一つとしては扱われていません。
初代スイフトスポーツ(HT81S)の登場は2003年で
スイフトをベースに、3ドアハッチバックでした。
見た目だけでなく、装備も本格的なスポーツ仕様を目指しており
1.5リッター自然吸気エンジンを搭載しつつ価格は税別119万円と
当時から求めやすいスポーツカーというコンセプトだったようです。
かつてスズキはスズキスポーツというグループ企業を有しており
モータースポーツへの参戦も積極的でした。
現在はなくなってしまったスズキスポーツですが
スイフトスポーツの誕生の理由にははスズキのモータースポーツへの
関心の高さもあったのでしょう。
それ以降、スイフトスポーツはスイフトとは違う路線で
進化していきます。
スイフトスポーツの進化を追ってみましょう。
初代スイフトスポーツ(HT81S)
引用元:http://ikeda-car.com
面影はあります!
しかし今とは全然違いますね!
パッと見で目立つのは3ドアという点でしょう。
現在ではなかなかお目にかかれない希少車と言えるでしょう!
2代目スイフトスポーツ(ZC31S)
引用元:https://ja.wikipedia.org
型番がZCシリーズとなり一気に新型に近い顔になりました!
ドアは5ドアになりましたが、海外では3ドアも発売されたようです。
まだハーテクトは開発されていないので重量は1㌧をこえていますね。
3代目スイフトスポーツ(ZC32S)
引用元:https://ja.wikipedia.org
今でも街中で見かけることが多いモデルです。
2代目から旋回性能の向上、10㎏の軽量化をしつつ安全性能の向上など
4代目の下地になるような改良がされています!
スイフトとスイフトスポーツの寸法、エンジン、燃費の違い
スイフトとスイフトスポーツの装備、数値的な違いを比較してみましょう。
スイフトのは多くのグレードがあるため
より近い条件での比較をするためにスイフトrsとrstの2wdピックアップし
スイフトスポーツと比較していきます。
寸法と重量を比較
スイフトrsとrstはともに全長3840mm、全幅1695㎜、全高1500mm。
スイフトスポーツは全長3890㎜、全幅1735㎜、全高1500㎜。
スイフトスポーツの方が若干大きい数値となっています。
しかし室内寸法はスイフトもスイフトスポーツも長さ1910㎜、幅1425㎜、高さ1225㎜。
室内の広さはスイフトもスイフトスポーツも同じでした。
重量はスイフトrsのmtが870㎏、cvtが900㎏。
スイフトrstが930㎏。
スイフトスポーツはmtが970㎏、atが990㎏。
スイフトスポーツの方が重いです。
大きさや重量はエンジン、専用バンパーやスポイラーの差からくるものです。
室内の大きさが同じところからスイフトベースということを実感させられます。
エンジンと燃費を比較
【スイフトrsに搭載】デュアルジェットエンジン
K12C型水冷4サイクル直列4気筒エンジンであるデュアルジェットエンジン。
各気筒に2つインジェクターを設けているため安定した燃料の燃焼を実現。
燃焼温度を調節するEGRクーラーを採用しているため、ノッキングを抑えてくれます。
それらが燃費も改善しており、mtは22.6(km/L)、cvtは24.0(km/L)。
ちなみに使用するガソリンはレギュラーです。
【スイフトrstに搭載】ブースタージェットエンジン
K10C型水冷4サイクル直列3気筒直噴ターボエンジン。
こちらはインジェクターを横一列に並べ、高圧燃料ポンプによって
シリンダーに直接噴射することで、燃費を抑えつつ
ノッキングも抑制する構造。
カタログ燃費は20,0(km/L)。
ターボということでややrsに劣る燃費ですが、最大トルクは向上しています。
【スイフトスポーツに搭載】ブースタージェットエンジンK14C型
スイフトスポーツはスイフトrstと同じブースタージェットエンジンを
搭載していますがこちらは水冷4サイクル直列4気筒直噴ターボとなっています。
4気筒です。
最大トルクはスイフトrstをはるかのしのぎますが、燃費は悪化しています。
mtは16.4(km/L)、atは16.2(km/L)。
燃費を犠牲にしてトルクに振ったというところですね!
スイフトスポーツだけの装備
スイフトにはなくてスイフトスポーツだけにある装備や
性能を見つけました!
デュアルエキゾーストパイプ
スイフトスポーツにはスイフトにはないスポーティな装備があります。
ターボエンジンは排気音が低く小さくなる性質があります。
排気系に陣取っているターボチャージャーがある程度の消音効果を
もたらしているからです。
デュアルエキゾーストパイプは排気音の低音を効かせるために
採用されています。
排気音にまで純正装備で踏み込むのはスイフトスポーツならではですね!
フロントストラット&リヤショックアブソーバー
サスペンションに至るまで、専用のチューニングを施しているようです。
スイフトスポーツの性質に合わせているので、ハンドル操作とホイールの連動感や
タイヤが路面から浮足立たないためにガタつきが少なく
よりどっしりとした走りを提供してくれます。
コーナリングも専用チューニングしたリヤサスペンションにお任せ!
フロントのサスペンションと協調して
ふくらみのないコーナリングを実現します。
サスペンションはスズキ製ではなく
歴代から社外製のパーツはモンロー製のものを採用しており
メーカーとしての信頼が確立していることを伺わせますね!
スイフトスポーツは走りがさらに上という結論に
スイフトとスイフトスポーツの違いは、前述の装備の違いからも
明確なものとなっています。
エクステリアの違いや装備の違いを総合して導き出されるのは
走り、運転する楽しさ、全てが違う。
ということだと言えます。
特に最大トルク、排気量の違いは大きい。
パワーが違います。
スイフトrstの排気量は996㏄。
一方スイフトスポーツは1371㏄。
やはり400㏄の違いは大きいですね。
違い、と言えば仕方ないとはいえ、燃費はスイフトより
スイフトスポーツの方が悪いです。
多くのスポーツカーがそうであるように
走りを重視した結果、燃費は悪くなる傾向にあります。
昔に比べればずいぶんいいんですけどね…燃費。
乗り心地の違いは?
近年のコンパクトカーと比較すると乗り心地は
悪いです。
でもその乗り心地の悪さは
あえてそうしている感じ。
手抜きではなくスイフトもスイフトスポーツもあえて硬い設定のスプリングに
しています。
硬さを感じるけれど、ショックアブゾーバーが衝撃はしっかり吸収してくれます。
これは
走っている感覚を味わうための設定だと言えますね。
多少硬い方が楽しい。
とはいえ、コーナリングやブレーキングに関しての乗り心地は
スイフトスポーツの方が上手ですね。
スイフトとスイフトスポーツどっちを選ぶ?
単刀直入に言いましょう!
ドライブに出かけたり、峠を攻めたり、サーキットを走る気がないなら
スイフトです!
燃費もいいし、街乗りでもコーナリングは楽しめます。
逆に本格的に走りたい、走るためだけに出かける
そんな人はスイフトスポーツです!
そもそも気づくべきだった…。
排気音を調節するために専用マフラー(デュアルエキゾーストパイプ)を装備している時点で…。