スイフトスポーツとアルトワークス。
同じスズキの車ということで比較されやすいのでしょう。
どちらを選ぶかで迷う人はけっこう多いものです。
ではどちらが買うべき車なのか。
比較する前に断言します。
街乗りメイン燃費重視、予算がないならアルトワークス。
予算がある、高速、郊外、山道と走行の汎用性を求める車でステータスをアピールしたいならスイフトスポーツです!
予算が許すならスイフトスポーツ!
世知辛い世の中、価格と燃費でアルトワークスを選ぶ人が多いです。
それはそれで正解です。
でも、様々な面で楽しめる車なのはスイフトスポーツですね。
スイフトスポーツとアルトワークスの価格を比較
アルトワークスは2wdと4wdが存在します。
トランスミッションは5速mt(マニュアル)と5速ags(オートマ)。
2wdの価格は1,509,840円(税込み)。
4wdは1,617,840円(税込み)。
一方スイフトスポーツは2wdのみ。
だから4wdの登場を期待する声が大きいですね。
いつかそのときがくるのでしょうか。
価格は6速mt(マニュアル)が1,836,000円(税込み)。
6速at(オートマ)が1,906,200円(税込み)。
スイフトスポーツはハッチバック型コンパクトカー。
アルトワークスはハッチバック型軽自動車。
定義はあいまいですが、排気量やエンジンのタイプによって車の形態は分類されています。
コンパクトカーの方が排気量もエンジンのパワーもそして車体のサイズも大きいので価格が高いのは当然ですね。
それでもスイフトスポーツは値段が安いことで有名です。
そしてそれがスイフトスポーツをおすすめする理由でもあります。
予算があるなら、パワーがある方がいい。
ただそんな単純な理由ですね。
スイフトスポーツとアルトワークスのエンジン性能を比較
軽のアルトワークスよりもコンパクトカーのスイフトスポーツの方がエンジンパワーがあると言いましたが、どのくらい違うのでしょうか?
まずはスイフトスポーツのエンジン。
K41型の水冷4サイクル直列4気筒直噴ターボエンジンを使用しています。
細かいことは置いといて、直列4気筒直噴ターボ、とだけ覚えておけばいいでしょう。
そう、ターボなんです。
コンパクトカーは4気筒直噴が多いですね。
最高出力は103kW<140PS>/5,500。
最大トルクは230N・m<23.4kg・m>/2,500-3,500rpm。
次にアルトワークスのエンジンの性能です。
R06A型の水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボエンジンを搭載しています。
軽らしく直列3気筒ですが、こちらもターボです。
最高出力は47kW<64PS>/6,000。
最大トルクは100N・m<10.2kg・m>/3,000rpm。
スイフトスポーツの方が同程度の回転数で倍以上出力もトルクもありますね。
この差は大きいと思います。
パワーはあって悪いことはないですからね。
スイフトスポーツとアルトワークスの大きさを比較
税金の問題や運転技術の問題で軽じゃないと厳しい場合もありますが、アルトワークスは室内が狭いという意見が多いです。
家族や友人を乗せる機会が多い人は要注意ですね。
とはいえ、スイフトスポーツもそこまで室内が広いわけではありませんがコンパクトカーとしては普通といったところでしょうか。
スイフトスポーツは全長3,890mm、全幅1,735m、全高1,500mm。
室内は長さ1,910mm、幅1,425mm、高さ1,225mm。
アルトワークスは全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,500mm。
室内は長さ2,040mm、幅1,255mm、高さ1,215mm。
軽なので仕方ないですが…。
スイフトスポーツと車体の高さは同じですね。
しかし室内の高さは10㎜低いアルトワークス。
スイフトスポーツはスポーツカーを意識しているので最低地上高が120㎜と低めです。
ちなみにアルトワークスは155㎜。
そのため運転席も低めのスポーツカースタイルのため天井は意外に高く感じられます。
これはおすすめポイントですね。
いきなりスポーツカーに手を出しにくい人でもスポーツカーの運転席を味わえます。
スイフトスポーツとアルトワークスの燃費を比較
6mtが16.4(km/L)、6atが16.2(km/L)。
スイフトスポーツのJC08モードでの燃費です。
アルトワークスのJC08モードの燃費は2wd5mtで23.0(km/L)、2wd5agsで23.6(km/L)、4wd5mtで22.0(km/L)4wd5agsで22.6(km/L)です。
アルトワークスの方が燃費では勝っているようです。
ネット上での実燃費報告ではスイフトスポーツは17(km/L)アルトワークスはリッター18(km/L)くらいのようですね。
スイフトスポーツは高速では良好な燃費を出します。
一方アルトワークスは高速道路は苦手のようです。
軽は街乗りに強いですが、やはり長距離を速度を出して走るのは向かないですね。
スイフトスポーツは渋滞や街乗りでは14(km/L)まで燃費は落ちるようです。
ガソリン代はスイフトスポーツの方がかかりそうです。
ちなみに燃料タンクの容量はスイフトスポーツが37(L)、アルトワークスが27(L)。
一回の満タン給油で長距離走れるのはスイフトスポーツ。
アルトワークスは通勤や街乗りがメインの人に向いた車のようですね。
【スイフトスポーツvsアルトワークス】比較!内装(インテリア)はどっちがいい?
走りや燃費も重要ですが、疲れにくく快適なインテリアはドライバーの体力的な燃費を左右します。
ここではインテリアを比較してみましょう!
【スイフトスポーツvsアルトワークス】比較!シートの質感
スイフトスポーツのフロントシートは、形状から体を包み込むことを意識したバケットタイプのシートです。
着座位置が低いこともあって包まれている感を感じることができます。
寒い冬にはうれしいシートヒーターがあるのもいいところ。
リアシートの質感はフロントよりも多少劣りますが一般的なコンパクトカーといった印象で悪いというわけではありません。
広さを保つために座面が短く作られているのが弱点と言えます。
荷室もコンパクトカーとしては普通ですが、リヤシートは格納できるので、後部座席全体を荷室として使うこともできます。
アルトワークスのインテリアもフロントシートはドライバーの体を包み込みしっかり支えてくれる上質な出来となっています。
レカロシートと言ってドイツのRECAROという会社が製造した高級シートを使用しています。
椅子やチャイルドシートも開発している有名な会社です。
走りを楽しむことを考えると、ドライバーが座るシートは重要な要素。
そのあたりはしっかり意識されています。
難点はダイヤルで角度を変える仕組みなのでよくあるレバーで一気に倒したりおこしたり出来るタイプではないということ。
シートが大きいので、後方を目視確認する場合、そこそこ体を動かさないとしっかり見えないところでしょうか。
引用元:https://k-sokuhou.com
リアシートは普通の軽という印象。
こちらもちゃんと格納して後部全体を荷室のように使うことができます。
スイフトスポーツもアルトワークスもフロントシートはどちらも出来がいいです。
質感に妥協がない専用シートを使用すたスイフトスポーツと実績があるRECAROシートのアルトワークス。
またリヤシートはどちらも普通と言った感じ。
しかし、フロントはシートヒーターを標準装備しているという点でスイフトスポーツの方が勝っていると言えます。
専用シートではないため、アルトワークスでは装備できなかったのでしょうか。
というわけでシートに関してはスイフトスポーツの方が僅差で勝利ですね。
【スイフトスポーツvsアルトワークス】比較!メーター類
視覚的にもインテリアはメーター類が最も差が出たと感じます。
スイフトスポーツもアルトワークスも赤と黒を使用したスポーティなデザイン。
スイフトスポーツはさまざまな情報を切り替えて表示できるマルチインフォメーションディスプレイをメーター中央に据えています。
かっこいいですね。
アルトワークスのメーターはちょっとカッコ悪い印象。
どうしても軽であるために仕方ないと言えば仕方ないことですが…。
目立つ機能はブーストインジケーターぐらいでしょうか。
これはターボ過給圧が上がると点灯。
ターボ感を味わうことが出来て、意外に楽しいものです。
出来る範囲でドライビングを楽しくさせようとする心意気は高評価ですね。
とは言え、やはりインテリアは価格差が出やすいポイント。
各メーターの実用性は人によるとは思いますがテンションはスイフトスポーツの方が上がりそうです。
【スイフトスポーツvsアルトワークス】比較した結論
やはり最大の判断基準は予算と燃費だと思います。
安く、燃費がいい車を選ぶならアルトワークスでしょう。
眼鏡のような独特の顔は一度覚えたらわすれることがないインパクトがあります。
一方、燃費は劣りますが、パワーと走行性能、車体全体の質感はスイフトスポーツの方が上です。
価格はアルトワークスより高いですが、同程度のパワーと走行性能を持つ車の中ではお買い得な価格。
燃費もターボ車で高パワーな割にはいい方です。
車なんてちゃんと動けばいい!と思うのならアルトワークスの方が堅実ですが大きさ的にもスイフトスポーツには乗っているだけでそれなりの経済力があるというアピールにもなります。
スイフトスポーツはパワーと燃料タンクの大きさ的にも、長時間、長距離の走行に向いていますしいろいろ車で出かける予定があるならちょっと背伸びしてスイフトスポーツを選びたいところですね。